2024年お知らせ

サロンではショパン作品をはじめ、コンクールでグランプリを戴くきっかけになった、エストニアの作曲家トゥールの作品を演奏しました。演奏する時の空気や香り、ピアノを弾く時に見える景色、周りの音。日本と異なる部分があり集中力が必要でしたが、自分の感じる音楽を伝えることに焦点をあてて、弾ききることができました。アンコールでは、終戦の日を想い、平和への願いを込めて邦人作品を演奏しました。お客様が最後の一音まで集中して聴いてくださり、ポーランドの人々の温かさを感じました。

ワジェンキ公園では、自然の音や風、陽の光を感じながらの野外演奏で、頭上には巨大なショパン像。特別な感覚を味わうことができました。前日に、街のストリートピアノの演奏で拍手をくださったおじいさんが、公園でも目の前に現れ、思わぬ再会をとても嬉しく思いました。勉強している作品が生まれた場所で、音楽ができたことは何もかもが勉強で、良い経験になりました。



2019年8月18日 ワジェンキ公園にて